逗子開成学園校友会運営の中心は各地区校友会です。在住地・在勤地などにより任意の地区会に参加できます。
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柔道部OB会
柔の道は脈々と
2023年4月23日、まだ少し寒さの残る日に2023年度柔道部OB総会が執り行われた。笠原顧問(監督)の呼びかけもあって、なんと上は80代の大先輩から、下は卒業間もない10代まで、非常に幅の広い世代が集まり大いに親睦を深めることができた。
会は笠原顧問より現役の活動報告、在校生の紹介から始まり、昨年度選抜された文武両道杯全国大会への出場や、母校柔道部の目覚ましい活動に、OB一同は思わず盛大な拍手。中学1年生の入部がまだ、そして日曜ということもあり現役は全員集合したわけではないのだが、それでもその部員数の多さに皆安堵の表情を浮かべた。
総会の議事も慎重審議の上、各議案は全会一致で承認された。OB会長の高橋茂先輩(高13回)、来賓でお越しをいただいた校友会後藤会長、顧問の山田泰之先輩(高12回)のお言葉を頂戴し、花を添えていただいた。あらためて逗子開成そして柔道部の歴史を実感することとなった。
ここに集ったOBの共通点は逗子開成の柔道場の畳で汗を流したということだけなのだが、その事実だけでこれだけの大人数が集まれることがどれだけ素晴らしいことが、校友諸氏には伝わることであろう。
審議の中では、柔道部OB会も昨今のSDGsの流れに乗り恒久的な活動を引き続き行っていくために役員人事の刷新の提案が高橋茂会長から発議された。今後益々の発展を遂げるであろう柔道部OB会を注目していただきたい。
総会終了後は、OB会の縁がある逗子駅前の居酒屋アリアにて親睦会を開催。各自思い出話に花が咲き、あっという間の3時間であった。
会の締めくくりは応援団団長OBである校友会会長後藤先輩のリードによる校歌斉唱にてお開きとなった。
※この日は総会に先立ち現役学生との合同稽古も行われた。こちらも20代から上は50代と多くの参加者があり、気持ちだけは現役に負けじと各自気持ちの良い汗を流しました。
柔道部OBとして母校で稽古
はじめまして。2011年度卒(高63回)の冨田守彦と申します。日頃から諸先輩方にはお世話になっております。
私は本校卒業後、横浜国立大学の柔道部へ入部しました。そして現在も柔道を続けており、今でも逗子開成柔道部にお邪魔して稽古をさせていただいております。今回は、OBとして逗子開成柔道部について思ったことを書かせていただきます。
本校柔道部は長く歴史の続く部活のうちの一つで、現在も20名弱の部員数で活動をしています。私も6年間、柔道場で仲間とともに汗を流しました。
感染症対策における部活動の制限や柔道の試合ルール改正、勝利至上主義の見直しなど、競技柔道の在り方を見直す過渡期だといわれる今、本校柔道部の部員たちにもある変化が見られます。
私たちの時代は、先生にメニューを決めてもらい、吐くほどつらい練習を乗りこえ、ようやく稽古を終えることが日常でした。しかし今の生徒たちは、自分たちでメニューを考え、工夫して練習をしています。体幹トレーニングやラダートレーニング、3人打ち込みなどできることを効率的に行っています。
効果は少しずつ結果に結びついてきているようです。寝技を徹底的に鍛え上げた生徒が神奈川県3位に入賞するなど、自分たちで考えて練習をしたことが成果として出ました。もちろん先輩方や、私たちのやり方が間違っていたということではありません。時代の変化に合わせて、顧問の笠原先生が生徒に合った指導をされているということです。生徒が練習メニューについて自分たちで考え、納得していると、練習効率が上がるということを先生がご指導されているからです。
令和4年の夏合宿に私も参加させていただきました。生徒たちは暑さと疲れから疲労困憊の様子でした。そこで私は高校2年生の生徒に「この練習メニューきつくないの?」と聞いてみました。するとその生徒は「きついですけど、今やっておかないとダメだと思うので頑張ります。」と答えてくれました。そして「先輩、乱取りお願いします。」と笑顔で練習に戻っていきました。
自分たちの目標があって、そこから逆算して今は何をすべきかを考える。これは今の時代に最も求められる資質・能力ではないでしょうか。柔道で勝つことはもちろん大切で、それこそが醍醐味であることは誰もが分かっています。しかし本校柔道部は勝つことだけに重きをおくのではなく、自分の人生に生かすことのできる経験や考え方を学ぶことのできる素敵な場所だと改めて感じました。
柔道部OB会を開催しました (2022/7発行、会報67号掲載)
4月23日(土)に横須賀中央の地球堂会議室にて柔道部OB会総会が開催されました。
高10回から高63回まで四半世紀に渡って母校柔道部で活躍したメンバー25名が久しぶりに一同に集うことができました。
総会では役員の選任と会則の改定が行われ、会長には高13回の高橋茂先輩が就任し、積極的に母校柔道部の支援を行うことが確認されました。
学校からは現顧問の笠原一重先生をお迎えし、現在の柔道部の活動や試合結果などをご披露いただきました。今年12月には柔道の総本山である講道館に文武に秀でた学校が全国から集まり開催される、文武両道杯へ参加が濃厚となっており、こちらも現役学生とOBの共通の楽しみのひとつです。
校友会からは後藤会長と目黒幹事長にご参加いただき、校友会の活動についてお話しいただきました。校友会と柔道部OB会の共同発展が今後も期待されます。
懇親会に移動すると参加の皆様から先輩後輩のつながりやエピソードを数多く披露され大変盛り上がりました。懇親会の最後には後藤会長のリードにより校歌斉唱で締めくくりました。