2020年10月23日(金)、24日(土)に開催された開成祭は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小しての開催となった。
二日間とも午前8時30分から始まり、23日は正午まで、24日は午後1時までと時間を例年より短縮。来場できるのは事前に申し込みをした在校生の家族に限られた。
今年度の開成祭のテーマは「TRIGGER」。生徒一人一人、企画一つ一つにとって特別で思い出に残るものになるとともに、逗子開成のもつ学年や部活の力や逗子開成のある逗子や葉山の魅力を知ってもらう「きっかけ」にしたいという思いが込められた。
校友会は、毎年行ってきた活動の紹介などの展示は行わず、海洋教育センターでのグッズ販売のみ行った。
初日は終了とともに土砂降りの雨となったが、2日目の開成祭ファイナルは天候に恵まれ毎年の神輿はなかったものの、「逗開生の主張」、高2生徒たちのエンディングと感動、記憶に刻まれたものとなった。
(広報 柴田 一男)
高齢者がみずから被害防止を訴えるユニークな寸劇。
YouTubeの検索画面で「お笑いジーバー劇団」と検索するとみることができます。
悪質な手口を笑いを交えてわかりやすく紹介しているので、ぜひ活用してみてください。
山尾 訓一(高16回)
ラッパ:石井勇蔵教頭 大きい口で吠える「映画七人の侍」の古武士のような。
お化け:黒野嘉六教頭 美術の先生、旧制の先輩ではチャプリンとも。チョークで黒板いっぱいに辻斬りの絵。卒業後先生の個展「逗子八景」を見て本物の美術の先生だと改めて認識。
いたち:細野潔先生 書道を習った。古参の狸のような風格。
ヤギ:森武雄先生 生徒に正面向いたまま黒板にスラスラと英文を書く伝説の先生。
ざい:山田眞司先生 在さん。横須賀のど田舎から逗子開成に通ったから付けられたあだ名と。異説はあるのか、約50年逗子開成の体育の先生。赤ら顔で怖いけど生徒に人気。逗子開成の主みたいな先生。
長兵衛:村瀬英二先生 隣の教室での授業、朗々と響く源氏物語、思わず耳をそばだててしまう名調子、名解釈。古典も一刀両断。卒業後、市谷薬王寺の自宅に何度も足を運んだ。女性史の大家とか。
ポンちゅう:秋山春伍先生 水泳大会では赤フン、運動会では赤パン。ナマリ丸出しの可笑しな先生。
ゲタ:近藤敬一先生 角ばった顔の優しい先生。放課後数人でオレンジの英作文の技法テキストを。翌朝先生から戻る朱筆の添削、朱色だらけの思い出。卒業後も擦り切れた絨毯のなぎさホテルで逗子の海を眺めながら美味しい珈琲を度々馳走に。ある日、ある騒がしい教室の授業の始まり、先生は45回転のレコード(ラベルのボレロ)を、シーンと静まり静かに。
カラス:尾上剛司先生 黒のダブルのスーツがよく似合うカッコいい先生。残念、教えを受けなかった。
らびっと:松本晴和先生 繊細な進歩的文化人のよう。澄田先生といつも一緒。
ムッシュ:堀川喜一郎先生 気障なフランス語でやたら話しかける世界史の先生。
かっぱ:池上武士先生 地歴部顧問。カッパとはいかにも。
消防車:柴崎一郎先生 ウーウーとサイレンよろしく教室に駆け込みレットミーアンサーで暗誦。中学英語の先生。
ノミ:植村信先生 背中を丸め、若い時に患った胸を押さえ片手で吶々と鼻にかかった声での経済学の名講義、誰がつけたのか申し訳なく思うあだ名の1つ。
フグ:鈴木好行先生 生物部で捕まえてきた大きなフグを教壇に。よく似ていて先生も苦笑、生徒は爆笑。
剣道のお爺ちゃん:鈴木清先生 小柄でも矍鑠、生徒に説教「開成三郎はそんなことせんぞう」が耳に残っている。
ブラバン:中村政雄先生 ダブルがよく似合う、銀髪のカッコいい先生。オーラが出てて近寄りがたく。
年中着物:北沢貞浩先生 分厚い英英辞典を抱えてヤギ髭なでながら英文法の講義、漱石の時代のよう。文官少将だったとも。お兄さんはフランスの詩人ポーの紹介者だったと。
ハンマーの鉄:佐々木稔先生 数学の先生、鉄拳が飛ぶと…僕は見たことが無い。
万ちゃん:石渡万太郎先生 大八車を開成ジープと称し鎌を沢山くくりつけ、金沢八景の神社に集合。意気揚々の万ちゃん先頭に葉山の山に芝刈りに。荒井校長の所有の山とも。この芝刈り行軍は僕の時代で終わりか。
貫ちゃん:野中貫慶先生 一張羅の汚れたトレパン。陽気な先生、僧侶兼任が多かった。
糺さん:近藤糺先生 朝礼台からよく通る大声で号令。
カエル:中島暁先生 大学出て即、逗子開成の先生に。新米の教師でも楽しかった。
恐ろしかった水泳部顧問 磯部顕雄先生。カンポこと外山貫穂先生も。チョークが飛ぶ、だけど優しいカンポさん。
あだ名無くとも雰囲気のある先生。いろいろな先生が。澄田秀夫先生、とても先鋭的だった。ヘビースモーカー橋本誠二先生。習わなかったが、古谷パウル先生。得さんこと石渡得一先生。きゅうさんこと鈴木久先生。物理の座間厚先生。まだまだいらっしゃるけどこの辺で。
追記として、余談ですが、中1の時、村風子然とした金井啓一郎先生から「僕の開成同期に徳間と言ういい男がいた。いずれ世に出る。覚えておいて」と。その言葉が忘れられない。
会報「開物成務」第63号(2020年7月発行)に掲載
松坡文庫研究会代表
逗子開成中学校・高等学校元校長
袴田 潤一
松坡田辺新之助晩年の詩に「我、煙霞の癖有りて、遍(あまね)く神州を探勝す」との一節がある。煙霞とは煙のように立ち籠めた霞や靄、転じて自然の風景を意味し、「煙霞の癖(へき)」とは自然の風景を好むことをいう。松坡先生は自然を愛し、各地の名勝を探し訪ねたと詠う。これまで私は松坡先生の漢詩七百首余を閲したが、旅、名所旧跡を詠んだ詩は多い。
博文館の『太陽』に「東寧遊艸(ゆうそう)」と題された連作詩が掲載されている(第四巻第二十三号、同第二十四号 1898.11.20, 12.5)。この年、明治三十一年、八月一日から五日まで、正岡子規とも親交の深かった松永聴剣と利根川周辺を旅した折のことを詠んだ二十四首である。東寧は言うまでもなく利根。
連作の冒頭に置かれた前書と詩から二人の利根探勝を追ってみたい。松坡先生はこの時、三十七歳で東京府開成尋常中学校校長。夏休み期間中を利用したのだろう、八月一日に東京を出発し銚子に到着。実は明治二十八年に東京・銚子間に蒸気船直行便が就航しているので、二人は船で銚子港に到着したに違いない。旅の目的の一つに、この直行便に乗ってみようということがあったのかも知れない。旅装を解いたのは犬吠崎洗心楼。夜来の雷雨もおさまった翌朝は海で日の出を拝んでいる。大潮で海辺には多くの人が集っていたという。祇園祭への来会者の多さに驚き、舟で利根川を遡り賀村泊。三日はやはり舟で浪逆浦を経て大船津に上がり、鹿島神宮に参拝(ここで雷雨に遇う)。再び大船津から上津宮まで利根川を遡上し、香取神宮を拝んで、佐原に泊まる。この日は余程早く床に就いたのだろう。四日目は真夜中に舟で霞ケ浦を渡って土浦に到着し、筑波山に登っている。宿は筑波山楼。随分ハードな旅程だ。最終日八月五日は土浦から、恐らくは常磐線で帰京。
旅中での着想に基づいて作られたのが連作二十四首ということだろう。その中の「鹿島神廟雷雨観宝刀歌」「宿筑波山楼二首」は後に『明治文学全集』の一冊である『明治漢詩文集』(筑摩書房1983)に明治期の松坡先生の代表作として収録されており、この利根旅行は文学の上でも先生にとって意義のあるものだったのだろう。
十四年後の明治四十五年七月中旬、松坡先生は大江卓とともに山陰を数日間旅し、「山陰游草」と題された連作詩二十五首を残している。七月九日、二人は鎌倉を発ち、その晩は京都鴨川近くに宿泊。横須賀線・東海道線を乗り継いで、国府津から「特別急行列車」に乗ったに違いないのだが、実はこの列車、六月十五日のダイヤ改正で、新橋・神戸間の「最急行一・二列車」が下関まで延伸された日本初の「特別急行列車」。松坡先生、ここでも最新交通機関を利用した旅。好奇心旺盛で行動的な松坡先生の姿が窺えて興味深い。
2020年7月発行・会報第63号に掲載
5月に開催予定だった校友会総会は書面審議とし、その結果はこのホームページでお伝えしています。また、地区会も本年度の総会を見合わせました。
校友の皆さま方も、可能な限り3密を避けてこの難局を乗り切っていきましょう。
今回の新型コロナウィルスにより母校、逗子開成中学校・高等学校も多大な影響を受けました。まだ完全収束した状況ではありません。平常授業に向けて様々な取り組みを行ってきました。その状況をお知らせします。
2月
28日(金) 政府の要請に基づき、3月2日(月)~15日(日)まで完全休校とすることを決定
3月
1日(日) 高校卒業式 内容・時間を短縮し、参加者は卒業生・教職員・卒業生保護者のみで実施
7日(土) 2020年度入学予定者事前登校日は保護者のみ登校し、必要書類の提出、体育用品の申し込み、教科書・副教材の受け取りを実施
19日(木) 終業式、中学卒業式(卒業証書授与のみ) 学年末・始休み(4月5日まで)
4月
1日(水) 4月8日(水)~19日(日)まで臨時休校とすることを決定
6日(月) 始業式
7日(火) 入学式 中学入学式は時間・内容を簡略化し、参加者は新入生・教職員・新入生保護者(各家庭1名)のみで実施。 高校入学式は、式典は行わず各HR教室で実施
臨時休校期間を5月6日(水)まで延長することを決定
30日(木) 臨時休校期間を5月31日(日)まで再延長することを決定
5月
28日(木) 6月1日(月)からの登校開始を発表
通常授業再開に向け、週ごとに4つの段階に分けて授業を行う
<第1週 (6/1〜5):分散登校期間①>
登校は(月・水・金)の週3日とし、他は家庭学習 クラブ活動は中止
1クラスを2グループに分け、午前または午後のみ短縮40分×3 時間授業
午前は9:45 登校・12:50 完全下校、午後は13:15 登校・16:20 完全下校
<第2週(6/8〜12):分散登校期間②>
登校は(月・火・木・金)の週4日とし、他は①に同じ
<第3週(6/15〜19)
短縮授業期間①:時差通学は継続
毎日登校 通常クラスでの短縮40分×6 時間授業 クラブ活動はミーティングのみ
<第4 週(6/22〜26):短縮授業期間②>:時差通学は継続
(登校時刻は30分繰り上げ9:15 登校・16:30 完全下校)
毎日登校 通常クラスでの短縮40分×7 時間授業 クラブ活動は週1回個人練習のみ
6月29日(月)から全日平常授業再開
臨時休校中の生徒・保護者と教職員の相互の連絡等は学内サイト「Gonzui-Portal(ゴンズイポータル)」を用い、3月2日から続く休校・家庭学習期間はポータルを通じてGoogle共有ドライブやGoogle Classroomを活用しながら指導を行いました。4月の新学期からはポータルを中心に、Google Hangouts Meetやスタディ・サプリなど様々なツールを用いて、生徒状況の確認と、学習指導(課題や教材の配布・配信や生徒からの提出など)を行ってきました。
臨時休校により不足する学習時間は夏休みや冬休みの日程を短縮し、授業に充てる予定です。
東京会
令和2年度の東京会総会は、9月27日(日)昨年同様に「銀座ライオン」にて開催予定しておりましたが、新型コロナウィルス感染の影響により、本部及び他地区同様、総会は中止することとしました。
本来は総会にて令和元年度事業報告及び決算報告等審議頂くところ、また役員人事改選の年度にも当たります。東京会会員の皆様に審議頂きご協力をお願い申し上げる所存でした。
誠に残念ですが、現状の状況及び今後の感染予防等鑑み、総会資料を郵送し書面審議といたします。
早期にコロナウィルス感染の影響が収まり、従来通りに会員皆様との親睦ができるよう願っております。
(高18回 落合 和仁)
川崎会
川崎会総会は、令和2年10月10日(土)に開催する予定でしたが、新型コロナウィルスによる感染が、5月25日の緊急事態宣言解除後も続き、当面予断を許さない状況になっています。そこで、会員の皆様の安全を考慮し、今年度の総会は中止としました。
なお、総会資料の各議案につきましては、郵送による書面審議とし、表決書で議決することにしました。
懇親会を楽しみにしている会員の皆様、健康に留意して、この難局を乗り越えましょう。
(高21回 畑野 英司)
横浜会
新型コロナウィルスの影響で3密回避を基本とした日常の行動が制限されるなかにあって、国民の努力によってコロナ感染状況が落ち着き、これからは社会経済の活動が期待されるところではありますが、コロナウィルスが消滅したわけではなく密閉、密集、密接状況を避けるなどの感染防止策を今後も続けることが求められています。
また、第2波の感染も警戒されるような中で、会員の皆様の安全と安心を考慮した場合、通常形式での総会の開催はできないと判断いたしました。これらの状況を鑑み、横浜会は9月開催予定の令和2年度の総会及び懇親会を中止することに決定いたしました。
(高19回 後藤 寿一)
湘南会
新型コロナウィルスが騒がれ約半年になろうかと思います。当湘南会においても、年間予定行事が滞り、延期・中止等、検討したくても幹事一同思うように集まり協議できない状況が続いております(実施した幹事会は2回)。
しかし、この間各幹事にとって湘南会の来し方を振り返り、行く末等を考える時間を十分に持てたことは、幸いなことと考えております。
今回の経験は今後の湘南会の存続、ひいては校友会の更なる発展につながるものと確認しております。各地区の皆さん、いましばらくの我慢、そしてコロナ終息の暁には・・・・!
(高18回 八木 照夫)
鎌倉会
令和2年度の鎌倉会総会は、6月27日(土)に開催する予定でしたが、コロナウイルスに係る緊急事態宣言は、5月25日に解除されたとはいえ、引き続き慎重な行動が求められること、及び何よりも会員の安全を考慮して、例年の形式での総会は、中止しました。
そこで、本年度は本部総会と同様、各議案は書面による審議とし、表決書で議決することにしました。議案は、令和元年度事業報告・決算報告及び会計監査報告、令和2年度事業計画及び収支予算(案)、役員改選の3件を上程しました。
総会資料・表決書は、令和元年度年会費納入会員並びに今年度新規納入会員の合計93名に送りました。約70%の会員が表決に加わっていただき、全議案とも異議なく、原案どおり可決承認されました。
なお、役員改選により、新会長に櫛引信明さん(高17回)が選任され、副会長に髙橋一躬さん(高10回)、小磯滋さん(高20回)、宮崎順壱さん(高22回)が、いずれも再任されました。
今年は残念ながら、会員間の親睦の機会がなかったので、来年は2年分の思いが弾けるような楽しい総会・懇親会にしたいと思います。
(高17回 志村 政俊)
逗子会
日頃より、校友会逗子会活動へのご支援、ご協力頂き有難うございます。
さて、令和2年度の校友会逗子会の総会につきましては、新型コロナウイルスの感染状況を勘案し、会員とご家族の方の健康を守るため、今年度は表決書により議決する事とさせて頂きました。
逗子会会員の皆様には、下記の総会資料を発送し致しました。
議決事案についての賛否は、新型コロナウイルスの感染予防の為同封の返信ハガキに署名の上ご返信頂く様配慮致しました。
全議案で賛成が過半数を超えましたので、可決承認されましたことをご報告致します。なお、役員改選により、新会長に鈴木克幸(高16回)、副会長に萩原靖裕氏(高27回)、幹事長に岩堀恭一氏(高21回)が選任されました。
また、会計に岡野弘幸氏(高13回)、監査に鈴木安之氏(高9回)、監査に廣木忠厚氏(高10回)が再任されました。
(高16回 鈴木 克幸)
葉山会
葉山会総会は6月20日に例年の通り逗子海岸・カンティーナに於いて開催する事にしていました。しかしながら令和2年度の総会は全世界に感染している新型コロナウイルスの感染が危惧されている中、例年のように総会を開催するか非常に悩んでいました。総会をどんな形で開催するか葉山会幹事と検討し結論として総会は校友会本部又横須賀会更に鎌倉会と同じように形式を変えて書面審査に変えて行う事にしました。記事内容は(令和2年度1号議案:令和元年度事業報告並びに会計報告)(令和2年度2号議案:令和2年度事業計画(案)及び収支予算(案)の賛否を返信ハガキで回答して頂くようにしました。議案賛否は7月2日現在否は無く賛が全てです。この猛威を振るっている新型コロナウイルスが我々関係者、特に逗子開成学園現役生徒、教職員、事務職員又校友会の関係者に感染しないように祈る許りです。
(高11回 鈴木 正祐)
横須賀会
令和2年度の横須賀会総会(当初予定6月13日)は、新型コロナウイルスの感染の長期化を勘案し、罹患防止と会員・ご家族の方の健康を守るため、今年度は本部同様表決書により議決する事としました。
第一号議案「令和元年度 事業報告及び決算及び監査報告」第二号議案「令和2年度 事業計画及び予算案」第三号議案「役員改選・承認」の3件を上程し審議いただきました。
上記議案の賛否の返信ハガキを5月22日(金)返送期限として集約した。集約結果は、横須賀会は全会員373名(元年会費納付者283名)に送付した。
回答者202名で、賛成(136名) 三役一任(64名) 反対(2名)であった。よって議案は承認された。
新役員は、 会長・稲葉英雄(高13回)、副会長・山中好實(高16回)、同・横山清春(高17回)、幹事長・大村忠行(高15回)、会計・森崎正夫(高18回)、同・山下浩生(高53回)、監事・松本光弘(高11回)、書記・星野直広(高43回)が選任された。
例年総会終了後、懇親会を開催していましたが、今回は行わず新型コロナウイルスが沈静後、改めて開催につき検討いたします。
(高13回 稲葉 英雄)
三浦会
例年、三浦会の総会は、7月下旬に開催していましたが、昨今のコロナウィルスの状況を鑑みて総会及び懇親会を中止し、各議案は書面による審議とすることを検討・協議しています。
緊急事態宣言は解除されたものの、まだまだ慎重な行動や、3密を回避することが求められ、幹事会の開催もままならない状況です。また、会員皆さんの安全も考慮しなければなりません。
内容がまとまり次第、審議内容を書面にまとめ、会員の皆様へ送付しますので、ご協力いただけますようお願いします。
早期にコロナウィルスのワクチンが近隣の病院にも配備され、通常の生活に戻れることを祈っています。
(高16回 菊地 一憲)
令和2年度総会は、書面による審議・表決となり、総会の場での機会がなかったため、本紙面にて退任のご挨拶をいたします。
顧みますと平成26年度総会において、会長に選任されて以来6年間に亘り、その職を務めることが出来ましたのも、会員皆様の一方ならぬご支援・ご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。
私は、会長就任に際して、年会費納入会員の増強並びに母校との一層の連携強化と支援・助成策の実施の二点に取り組んでいきたいとの所信を述べました。
先ず一点目の会費納入会員の増強につきましては、平成26年3月末会員数1,105名に対し令和2年3月末は、1,163名と僅かな増加に止まりました。毎年一定年次の校友を対象に「会員増強運動」を展開し、ここ数年毎年40~60名の校友が新たに会費を納入していただいています。一方、会員の高齢化や会員管理の不徹底等もあり、大幅な増加には至りませんでした。これからの魅力ある校友会の在り方、若い会員へのアプローチ、会費納入方法の改善などの課題を今後に託すことになりました。
二点目の母校と生徒に対する支援・助成策の実施については、一定の道筋をつけることが出来ました。学内コンテストの表彰制度、経済的な困難が生じた生徒への「奨学生支援制度」、海外にチャレンジする生徒への「海外留学生支援制度」、クラブ活動を支援する「クラブ活動助成制度」など、いずれの制度も定着し、多くの生徒が校友会を身近な存在として感じてくれるようになりました。
こうした制度が継続して機能するのも、会費の納入を通じて母校、生徒を支援してくださる会員皆様の温かいお気持ち、並びに本部経費を切り詰めるために手弁当で運営に当たっている常任幹事のご尽力の結果であり、改めて心から感謝いたします。
最後に、今までいただいたご支援、ご協力を引き続き後藤新会長にも賜りますようお願いして、御礼のご挨拶とします。
書面審議による令和2年度校友会総会で会長に選任された後藤さんの挨拶です。
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校友会の活動をお手伝いさせていただいて既に20年以上になりますけれど、会長を任じられるとは思ってもいませんでした。
私自身現役で仕事をしている身でありますことから、校友会に対して時間的に都合がつかないこともでてくると思いますが、そこは副会長をはじめ、皆様方のご協力をいただきながら、校友会の運営をしていきたいと思っております。
さて、今、私達を取り巻く環境は、グローバリズムの副産物ともいえる新型コロナウィルスの影響で激変してしまいました。校友会といたしましても、まずは皆様方の健康と安全を確保しなければなりません。
今後の行事や通常の形式での常任幹事会が、いつ開催できるかも分からない状況であります。また、私たちの文化でもありますFace to Faceの会話の自粛が促されている中、どのようにコミュニケーションを諮っていくかも今後の課題となります。
従いまして、令和2年度の事業計画は、会員の増強と財政基盤の強化の2点に集約し、極力シンプルな形で進めていく方針です。その上で志村前会長が取り組んでこられました母校との連携と支援、PTAとの相互交流を推進してまいります。
今は一日も早く学校が正常なかたちで再開されることを願うばかりです。会長として微力ではありますが、校友会の皆様のご支援とご協力を賜りまして、少しでもお役に立てますよう努力してまいる所存ですので、今後共、よろしくお願い申し上げます。
役職名 | 氏 名 | 卒業期 | 所属地区 | 所属委員会 |
会 長 | 後藤 寿一 | 高19回 | 横浜会 | |
副 会 長 | 稲葉 英雄 | 高13回 | 横須賀会 | 広報委員会担当 |
副 会 長 | 船見 晃洋 | 高18回 | 東京会 | プロジェクト担当 |
副 会 長 | 畑野 英司 | 高21回 | 川崎会 | 組織委員会/委員長 |
副 会 長 | 西澤 輝 | 高22回 | 湘南会 | 総務委員会/委員長 |
監 事 | 松本 光弘 | 高11回 | 横須賀会 | |
監 事 | 齋藤 一雄 | 高19回 | 横浜会 | |
会 計 | 落合 和仁 | 高18回 | 東京会 | 総務委員会/副委員長 |
会 計 | 畑野 英司 | 高21回 | 川崎会 | |
会 計 | 山下 浩生 | 高53回 | 川崎会 | |
書 記 | 森 正雄 | 高21回 | 川崎会 | |
書 記 | 森谷 仁 | 高28回 | 葉山会 | |
書 記 | 郷 誠太郎 | 高45回 | 川崎会 | |
幹 事 長 | 目黒 泉 | 高25回 | 横浜会 | |
副幹事長 | 坂巻健一郎 | 高44回 | 川崎会 | |
常任幹事 | 櫛引 信明 | 高17回 | 鎌倉会 | 総務委員会/副委員長 |
常任幹事 | 平野 滋 | 高23回 | 東京会 | 総務委員会/副委員長 |
常任幹事 | 佐藤 武晴 | 高41回 | 横浜会 | 総務委員会/副委員長 |
常任幹事 | 菅原 亨 | 高22回 | 川崎会 | 組織委員会/副委員長 |
常任幹事 | 網倉 大介 | 高37回 | 横須賀会 | 組織委員会/副委員長 |
常任幹事 | 矢込 泰敏 | 高41回 | 川崎会 | 組織委員会/副委員長 |
常任幹事 | 星野 直志 | 高43回 | 横須賀会 | 組織委員会/副委員長 |
常任幹事 | 大須賀祐司 | 高29回 | 東京会 | 広報委員会/委員長 |
常任幹事 | 柴田 一男 | 高21回 | 湘南会 | 広報委員会/副委員長 |
常任幹事 | 吉田 精之 | 高27回 | 東京会 | 広報委員会/副委員長 |
常任幹事 | 萩原 靖裕 | 高27回 | 逗子会 | 広報委員会/副委員長 |
常任幹事 | 山中 好實 | 高16回 | 横須賀会 | |
常任幹事 | 横山 清春 | 高17回 | 横須賀会 | |
常任幹事 | 小島 博司 | 高21回 | 湘南会 | |
常任幹事 | 鈴木 正祐 | 高11回 | 葉山会 | |
常任幹事 | 鈴木 良久 | 高14回 | 葉山会 | |
常任幹事 | 鈴木 克幸 | 高16回 | 逗子会 | |
常任幹事 | 清田耕一郎 | 高13回 | 逗子会 | |
常任幹事 | 菊地 一憲 | 高16回 | 三浦会 | |
常任幹事 | 葉山 滋 | 高16回 | 三浦会 |
クリックしてご覧下さい→http://z-kaisei.org/cn_doukikai/kou5.html
令和元年度年間予定の、3月14日(土)に母校で開催予定だった校友会地区会長会及び校友会常任幹事会は、新型コロナウィルス感染防止のため中止しました。
また、4月7日に新型コロナ特措法に基づく緊急事態宣言が7都道府県に発令、さらに4月16日には全国に広げることになった発表があったため、宣言解除になるまでは会合を一切行いません。
校友の皆さま方も、可能な限り外出を控えてこの難局を乗り切っていきましょう。
本部常任幹事会の開催中止及び湘南会幹事会会場の茅ヶ崎市民活動サポートセンターが閉館のため、湘南会幹事会も中止となります。
令和元年度年間予定の、3月14日(土)に母校で開催予定だった午後1時からの校友会地区会長会及び午後2時からの校友会常任幹事会は、新型コロナウィルス感染防止のため中止しました。
直前での案内となったため、人数は例年より少ない参加でしたが、30代から80代までの幅広い、9名の会員が参加しました。各自久しぶりの再会を喜び、昔話に花を咲かせ、現役生に対するエールを送り…現役生、OB会の更なる発展を誓いました。
また次回は大勢の参加を募れるように案内も工夫する事、知ってる方には連絡を個々にし盛大にしたいと話が盛り上がり楽しい懇親会となりました。
そしてこれからも現役卓球部、OB会を更に発展させる事を皆で誓い、お開きになりました。
卓球部OB会幹事 石丸 浩(高38回)
2月15日(土)、明け方まで降っていた雨はすっかり上がり、鎌倉駅西口広場に集合した時には晴れ間が覗き、コートを着ていると暑いほどであった。各地区会の校友に加え、松坡文庫研究会に携わっておられる「図書館ともだち鎌倉」の関係者など、11名が参加した。
鎌倉五山第三位寿福寺にある墓前に線香と生花を手向け、母校の発展と繁栄を引き続き見守っていただきたいとの思いを込めて手を合わせた。
墓参後、小町通りの老舗中華料理店「二楽荘」で昼食を摂りながら歓談し、参会した。
(注) 松坡文庫研究会:松坡(しょうは)は田邊先生の号。田邊先生のご遺族が鎌倉市に寄贈した約六千冊の蔵書の整理・研究を進めており、代表者は元校長の袴田 潤一先生。
(高17回 志村 政俊)
今年も1月18日(土)に稲村ケ崎海浜公園に建つボート遭難碑の慰霊と清掃を行った。当日は朝から冷たい雨が降る中、鎌倉会と52会(昭和49年入学・高29回)の会員計11名(うち1名は会員の家族)が参加した。
ここ暫く雨の記憶がないので調べてみると、実に12年振りの雨天であったが、昨年を上回る参加者があり、母校愛に感激するとともに感謝の気持ちで胸が熱くなった。今年は、台風19号の影響で護岸が崩れ、海岸への立ち入りが規制されていたため付近の清掃が出来ず、記念像だけを念入りに清掃した。
参加者の飯塚 滋博さん(52会・吹奏楽部OB)は、神奈川県警音楽隊でトランペット奏者として活躍された方で、当日楽器を持参され、皆で「真白き富士の根」を歌う予定であったが、雨のためやむを得ず取りやめた。来年も参加し、今年の分を含めて演奏するとのことであり、富士山と江の島をバックに素晴らしい音色が響くことを楽しみにしたい。
(高17回 志村 政俊)
伊藤 康昭さん(高40回)
卒業後は疎遠となっていた母校の校友会に今年から参加させて頂きました。きっかけは、一つは校友会から郵送されてきたご案内、一つは母校の活躍をネット等で知り、是非在校生を応援したい、という思いからでした。
とはいえ歴史がとても長い逗子開成。諸先輩方々が大勢いらっしゃる中で、まだまだ若輩者の私が参加しても大丈夫か、正直悩みつつ校友会にメールをお送り致しました。
すると先輩方はとても暖かく迎えてくださり、今年初めて校友会総会に参加することが出来ました。
卒業以来久々の逗子。駅からの道のりがとても懐かしく、通学していた時の倍くらいの時間をかけて母校へ到着致しました。
総会はさすが吹奏楽の逗子開成でして、音楽が流れる中スタートしました。「開成マーチ」の曲中で校歌が流れてくると、自然と校歌が口ずさむことが出来ました。これが逗子開成の生徒だったんだな、という自身でとても感動致しました。
総会後には海洋教育センターにて懇親会となりました。
懇親会では諸先輩方や後輩もいらっしゃり、海を望みながら話に花が咲き過ぎ、とても時間が足りませんでした。諸先輩方々の世の中での活躍は勿論の事、在校生の現在の活躍は素晴らしく、卒業生の一人として誇りです。
9月には私の所属致します東京会の総会も開かれ、改めて歴史を感じ、諸先輩方々の暖かい気持ちに触れることが出来ました。
現在、同年代で校友会に参加している方が少ない、と伺っています。この校友会の繋がりを今後も続けていかねばならない、という気持ちにもなっています。まだ校友会に参加されていない方、是非ご参加をお待ちしています。
会報「開物成務」第62号(2020年1月発行)に掲載しました。
逗子開成学園校友会会長
志村 政俊(高17回)
明けましておめでとうございます。
校友の皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨今の国際情勢は先行きを見通すことが難しく、混沌とした状況が続いています。本年は、英国のEU離脱、米国の大統領選など大きな動きがありますが、更なる混迷の度を増すことなく、落ち着きを取り戻す方向に進むことを切に願っています。
一方我が国は、東京オリンピックという一大イベントを控えていますので、閉塞感を打破し、力強く前進する希望に満ちた年にしたいものです。
さて、私は昨年12月の本学園役員の改選に伴い、理事会において図らずも理事長に選任されました。
平成26年度の校友会総会で会長に選出されて以来、側面から母校と生徒のために、物心両面にわたる支援・助成に力を注いできましたが、今後は当事者として学校の発展と繁栄に直接関わることになりますので、改めてその責任の重大さを痛感しています。
本校は、県下有数の進学校としての地位を築いていますが、それは確たるものではなく、維持向上のためには不断の努力が求められることは言うまでもありません。
学校を取り巻く環境が、大学入試制度等大きな変革期を迎えている中、現状に満足することなく、様々な変化に対応すべく教育内容の一層の充実に尽力してまいります。
学校と校友会の絆は一層深まりますので、今後とも母校、生徒に対して校友会の皆様のご支援、ご協力をいただきますようお願いいたします。
本年が皆様にとりまして平穏で幸多き年となることを祈念申し上げ、年頭並びに理事長就任のご挨拶といたします。