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新年ご挨拶 (令和4年 元旦)


 
 
 
 
 
 
  逗子開成学園 
理事長 志村 政俊(高17回)
 

 明けましておめでとうございます。
 校友の皆様には、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 日頃は、学園並びに生徒に対し多大なご支援、ご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 一昨年来の新型コロナウイルス感染症の拡大は、ワクチン接種が進んだ効果もあり、昨年秋以降は落ち着いてはいるものの、欧米各国を見ると再拡大への懸念は払拭出来ず、依然として気の抜けない状況が続いています。
そうした中、学園、生徒ともコロナの影響を大きく受けていますが、昨年の夏前から例年実施している学校行事を徐々に再開し、授業やクラブ活動も十月の緊急事態宣言解除後は、ようやく通常に戻りつつあります。本年は、コロナ禍が収束に向かい、生徒たちが何の憂いもなく平穏な学校生活を送ることが出来るよう切に願っています。
 さて、本校は来年創立120周年を迎えます。大きな節目となりますので、今後急ピッチで準備を進めてまいります。また、その後を見据えて、新校舎建設など長期的なプロジェクトも始動させなければなりません。校友の皆様にも何かとご協力をお願いすることになりますが、どうかお力添えをいただきますようお願い致します。
 今年の干支、壬寅(みずのえ・とら)は、「陽気を孕み、春の胎動を助ける」と言われています。「厳しい冬を越えて芽吹き始め、新しい成長の礎となる」年との解説もあります。大きな目標に向かって一歩を踏み出すには、最適な年と言えましょう。コロナという厳しい難局を乗り越え、これまで蓄えていたエネルギーを推進力として力強く前進する年としたいものです。
 年頭にあたり、本年が皆様にとりまして穏やかで幸多き年となりますよう祈念し、ご挨拶といたします。