活躍する校友紹介

林 優太さん(高58回)


弁護士として頑張れるのも中高6年間があったから

皆さん、こんにちは。高58回の小林優太と申します。この度、光栄にも「開物成務」の記事のために筆をとらせていただくことになりました。母校には中高6年間お世話になりました。この6年間を振り返ると、「文武両道」というのが印象です。
 
勉強も大変でしたが、体育の授業も厳しかった思い出です。一番思い出深いのは修学旅行でしょうか。高校2年生の時に中国に行きました。私は旅行直前に左足の靭帯を切る大怪我をしており、片足を引きずりながら万里の長城を歩いたのを覚えています。今思えば、同級生の生徒だけではなく先生方にも恵まれていましたね。叱られることもありましたが、相談するときはいつでも真剣に乗って下さったのを覚えています。
 
さて、私は現在、神奈川県横須賀市で弁護士をしています。最初は東京で弁護士をしておりましたが、不思議な縁もあるもので、気づいたら出身地である横須賀市に帰ってきていました。仕事は正直言って大変です(笑)。
 
弁護士の仕事は、刑事事件と民事事件に分けることができます。刑事事件については皆様ご想像がつくと思いますが、民事事件は遺産分割、企業法務及び債権回収など、多岐に渡っています。いずれも依頼者本人が実際にトラブルに巻き込まれていますので、代理人の弁護士もまさに紛争の真っただ中で戦うことになります。肉体的にも身体的にもなかなかのプレッシャーです。
 
私は、この仕事に耐えうる力は中高6年間で培われたものだと思っています。まさに「文武両道」の賜物ですね。今後も本校出身者の名に恥じぬよう、職務に邁進していきたいと思います。

 
(投稿・2023年7月発行/会報69号に掲載)