校友会会長退任にあたって
校友会前会長 志村 政俊(高17回)
令和2年度総会は、書面による審議・表決となり、総会の場での機会がなかったため、本紙面にて退任のご挨拶をいたします。
顧みますと平成26年度総会において、会長に選任されて以来6年間に亘り、その職を務めることが出来ましたのも、会員皆様の一方ならぬご支援・ご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。
私は、会長就任に際して、年会費納入会員の増強並びに母校との一層の連携強化と支援・助成策の実施の二点に取り組んでいきたいとの所信を述べました。
先ず一点目の会費納入会員の増強につきましては、平成26年3月末会員数1,105名に対し令和2年3月末は、1,163名と僅かな増加に止まりました。毎年一定年次の校友を対象に「会員増強運動」を展開し、ここ数年毎年40~60名の校友が新たに会費を納入していただいています。一方、会員の高齢化や会員管理の不徹底等もあり、大幅な増加には至りませんでした。これからの魅力ある校友会の在り方、若い会員へのアプローチ、会費納入方法の改善などの課題を今後に託すことになりました。
二点目の母校と生徒に対する支援・助成策の実施については、一定の道筋をつけることが出来ました。学内コンテストの表彰制度、経済的な困難が生じた生徒への「奨学生支援制度」、海外にチャレンジする生徒への「海外留学生支援制度」、クラブ活動を支援する「クラブ活動助成制度」など、いずれの制度も定着し、多くの生徒が校友会を身近な存在として感じてくれるようになりました。
こうした制度が継続して機能するのも、会費の納入を通じて母校、生徒を支援してくださる会員皆様の温かいお気持ち、並びに本部経費を切り詰めるために手弁当で運営に当たっている常任幹事のご尽力の結果であり、改めて心から感謝いたします。
最後に、今までいただいたご支援、ご協力を引き続き後藤新会長にも賜りますようお願いして、御礼のご挨拶とします。 (2020年6月)