活躍する校友紹介

小宮 義明さん(高40回)


公益社団法人大阪市音楽団で事務局次長を務める小宮さんから投稿いただきました

逗子開成を卒業し33年が過ぎました。卒業後は東京の大学に通い、そのまま東京で音楽関係の仕事に就職しましたが、ご縁があり、2016年より大阪市にある公益社団法人大阪市音楽団に勤務しています。
 
公益社団法人大阪市音楽団(演奏団体名:オオサカ・シオン・ウインド・オー ケストラ 略称「Shion」)は、1923(大正12)年に創立し、我が国で最も歴史のある吹奏楽団であるとともに、東京フィルハーモニー交響楽団に次ぐ、現存するオーケストラとしても2番目に歴史のあるオーケストラです。
 
Shionは全国でも珍しい自治体直営のオーケストラとして約90年間活動を続けていましたが、2014年に大阪市より民営化し、私は民営化後2年を過ぎた頃からご一緒することになりました。Shionのことは、当時の音楽教諭であった西野先生が、「大阪市音楽団はとても素晴らしい吹奏楽団である」とお話しされていたことをいまでも記憶していますが、まさか30年後に自分がそこで仕事をするとは夢にも思っていませんでした。
 
Shionは、2年後の2023(令和5)年に創立100周年を迎えます。現在のコロナ禍ではオーケストラも大変苦しい状態を強いられてはいますが、現在その100周年に向かって寄附金集めやスポンサー探しにと、TVドラマの半沢直樹よろしく日々忙しく過ごしています(笑)
 
仕事で関西企業の幹部クラスの方々とお目にかかると、出身高校は府立北野高や県立神戸高、京都の洛南高という経歴の方が多いのですが、意外にも多いのが慶応高出身の方です。
 
近年の逗子開成は、関西の大学へも進学される卒業生もいらっしゃるようですので、微力ではありますが、伝統ある逗子開成の全国ネットワーク作りのお手伝いができればと思っています。

 

Shionについて
1923年(大正12年)に誕生以来『Shion(しおん)』の愛称で親しまれている日本で最も長い歴史と伝統を誇る交響吹奏楽団。
2014年大阪市直営より民営化。2015年3月に「大阪市音楽団」より「Osaka Shion Wind Orchestra」と改称。

クラシックからポピュラーまで多彩なコンサートを展開し、各都市での演奏会をはじめ幼稚園から高等学校までの音楽鑑賞会、中学校高等学校での吹奏楽講習会、CD録音など、幅広い活動を通じて音楽文化の向上と発展のために力を注いでいる。


全日本吹奏楽連盟制作のコンクール課題曲参考演奏の収録、選抜高等学校野球大会入場行進曲収録を担当し、テレビ朝日「題名のない音楽会」、NHK「どれみふぁワンダーランド」出演など全国区での活動を展開。


また、大阪城音楽堂での「たそがれコンサート」や駅コンサートなど地元大阪に根づいた活動も行っている。


これまでに3度の大阪文化祭賞、日本民間放送連盟賞、日本吹奏楽アカデミー賞演奏部門賞、大阪芸術賞、なにわ大賞を受賞
現在、音楽監督に宮川彬良、芸術顧問に秋山和慶が就任している。
https://shion.jp/